夜の携帯電話が背を低くしている。ヤバ!!
夜のブルーライトは不眠症の原因に!?
ブルーライトへの長時間の暴露(浴びること)によって、メラトニンの生成が抑制されるそうです。
メラトニンとは脳内で分泌されるホルモンの一種で、人間の眠気を誘う物質です。
メラトニンが抑制されるということは、つまり体内時計(サーカディアンリズム)が狂ってしまうことにつながります。
一方で、夜間にブルーライトを浴びると、私たちの体が徐々に睡眠へと向かう過程を妨げる原因になってしまいます。
夜中までパソコンで仕事をする、またはテレビに夢中になってしまうなど、目がブルーライトを感知して脳のメラトニンの分泌が抑えられると、脳や体が活動状態のままでリラックスする時間が十分に持てません。
そのため、体内時計や自律神経が乱れてしまい、なかなか寝付けなくなったり、翌朝の起床が辛くなるなど日常生活に支障が出てしまいます。
夜中にベッドで、「眠くなるまで」のつもりでスマホやタブレットを使っていたらかえって目が覚めてしまった、という経験はありませんか? これはまさに、メラトニンの分泌が抑制されたことによる症状と言えます。
ブルーライトが人体に与える影響
サーカディアンリズムが狂うと、睡眠障害、鬱病、肥満、ガン(男性は前立腺ガン、女性は乳ガン)になりやすいことがわかっています。
ただし現段階では、ブルーライトの浴びすぎが直接それらの疾患に結びつく断言できるだけの医学的根拠(エビデンス)が十分に蓄積されているわけではありません。
しかし少なくとも、ブルーライトを浴び過ぎするとメラトニン生成が抑制される→メラトニンの生成が抑制されるとサーカディアンリズムが狂う→サーカディアンリズムが狂うと前記のような疾患のリスクが高まる……という三段論法は成り立つわけです。
また、ブルーライトは紫外線の次にエネルギーが強いため、目の疲れや痛みといった、眼球に対する直接的なダメージも与えることがわかっています。パソコンやスマホを日常的に使っている身としては、とても恐ろしい話です。
現代人がブルーライトを浴びずに生活するのは不可能
現代人の生活にはLEDの光が溢れています。
パソコンやスマホ、タブレット、液晶テレビといった電子機器はもちろん、通常の照明器具もLEDを採用したものが普及しつつあります。
ブルーライトが体に悪いとわかっていても、これらを抜きの生活はできません。
では、私たちはどうしたらいいのでしょうか?
少なくとも、ブルーライトを浴びる時間帯はある程度コントロールできます。例えば、下記のような自衛手段は比較的容易に実践できるはずです。
1)夜眠る前の2~3時間は、パソコンやスマホ、テレビなどの画面を見ない
2)深夜の照明として白熱灯や蛍光灯を利用する、あるいはブルーライトを抑える機能付きのLED照明を使う
3)パソコンやスマホを使わざるを得ない場合は、ブルーライト対策用メガネを利用する(目に与える影響を50%以上も削減できる)
メラトニンと成長ホルモン
人はメラトニンの催眠作用により、睡眠へと向かいます。
そして、睡眠時には成長ホルモンと呼ばれるホルモンが分泌されます。
成長ホルモンの主な効果は、一般的によく知られているような子供の成長を促す(骨や身長を伸ばすなど)だけに留まらず、大人にとっても肌の再生、病気への抵抗力の維持、若さや健康を保つ、脂肪の燃焼など、我々の身体に様々な有益な効果があります。
逆に、成長ホルモンが十分に分泌されないと、太りやすくなったり、肌が老化したり、疲れがとれない、病気になりやすい、など我々の身体機能に大きな影響を及ぼします。
成長ホルモンは睡眠中に分泌されますが、特に入眠後2時間くらいのノンレム睡眠の際に多く分泌されます。
このことから、成長ホルモンをしっかりと分泌させるには、しっかりと睡眠をとる必要があり、そのためにはメラトニンが分泌されるようにする必要がある、という事をご理解頂けるかと思います。
成熟を抑えるメラトニン
メラトニンというホルモンがあります。
メラトニンは一日の体のリズムを整える作用を持っていて、睡眠にも深く関わるホルモンです。このメラトニンは、成長段階の子供の「性成熟を抑制する作用」もあると言われています。
思春期の訪れが遅いお子さんの方が最終身長は高くなります。身長を伸ばすためには、思春期の訪れを遅らせるメラトニンがしっかりと分泌されるような生活・睡眠習慣のリズムを整えることが大事だと思われます。
30ルクス以下
【画面からの距離約13センチでは】
初代iPad → 約55ルクス
iPad3 → 約100ルクス
iPhone4 → 約140ルクス
身長を高くするには、慨日リズム(サーカディアンリズム)を整えることが必要。
明るくなると目が覚めて、暗くなると眠くなる体のリズムのことを概日リズムと呼びます。
私たちの目がブルーライトを認識すると、脳内において眠気を導く「メラトニン」の産生量が減少します。
そのため、毎朝、目が覚めて太陽の光や部屋の明かりに含まれるブルーライトを浴びることは、体内時計をリセットし、脳と体を活動状態に向けて活性化させる上でとても大切なことです。
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