乳幼児期に健康な食生活をした子どもは知能の発達が良い!
2018/10/01
オーストラリア・アデレード大学のLisa Smithers博士らがEuropean Journal of Epidemiology 2012年7月号に発表した研究で、乳幼児期にバランスの取れた発達期の健康に好ましい食事を摂取していた子どもは、知能の発達が良好であることが明らかになりました。
博士らは大脳組織の発達が最も活発な時期である2歳までの間に、
健全な脳神経系の発達に必要とされる十分な栄養が摂取されることが非常に重要であることから、
現実の乳幼児の食生活とその後の知能の発達状態の関係を詳しく調査することを目的に研究を実施しました。
7.000人の乳児を対象に6ヶ月、15ヶ月、2歳の各時点での食事の内容が調べられ、
さらに被験者となった乳児は8歳の時点で知能検査を受けました。
データを分析した結果、6ヶ月で母乳を与えられ15ヶ月と2歳の時点では家庭で調理されたハーブや豆類、チーズ、新鮮な果物、野菜などが普段から与えられ食べていた乳児は、8歳時点での知能指数(IQ)が平均よりも2ポイント高いことがわかりました。
一方、2歳以下の時点でビスケット、チョコレート、甘いお菓子、ソフトドリンク、ポテトチップスなど、いわゆるジャンクフードを日頃食べる習慣のあった子どもは、8歳時点で平均よりも知能指数が2ポイント低いことも明らかになりました。
さらに市販のベビーフードは、6ヶ月時点で与えられていた場合に、知能指数にマイナスの影響がありましたが、2歳時点で与えられていた場合には、プラスの影響があることもわかりました。
この結果について博士らは知能指数の違いは数字の上ではわずかではあるが、2歳までの乳幼児期にどのような食生活をするかが、その後の知能に大きな影響を与えていることは立証されたとしています。
カルシウムバランスの事なら
栄養機能食品 「マゼカル」で!
関連記事
-
お年玉の賢い利用法。
今年もお年玉の使い方について、話題が高まってきました。 自分の子どもの使い方が「 …
-
学校にいけない子ども達
今日も、学校に行けない子どもの母親と話をした。 家庭は、何不自由なく我家より数段 …
-
神奈川県も大変そうですね!
****09年度調査 児童生徒の暴力最多**** 神奈川5年連続ワースト 201 …
-
子育て将来設計をしよう。
多久市和光保育園さんより依頼いただき、子育てビジョンマップ作りにチャレンジしても …
-
お子さんは、どんな生き方を身につけていますか?
=アメリカインディアンの教え= 子ども達はこうして生き方を学びます。 〇批判ばか …
-
子どもの夏休みの思い出
今日の朝刊に ”子どもの夏休みの思い出”についての記事が載っていた。 小学生の頃 …
-
不登校の頃どうだった? 現在の20歳ら追跡調査
不登校の頃どうだった? 現在の20歳ら追跡調査 不登校の小中学生が14年連続で1 …
-
おばあちゃん、孫が「飲みたい」と言ってもほどほどに!
甘い炭酸飲料を飲み過ぎているティーンたちは暴力的でキレやすい! アメリカの調査に …
-
子どもの虫歯って痛くない!?
私達大人は、虫歯になると痛みを感じますが、乳歯の子どもは、大きな虫歯になっても、 …
-
子どもを上手に導ける母親の習慣とは
明星幼稚園での講演場面で登場しましたチェックリスト。 採点してみましょう。 ママ …