体育会系だったパパ要注意!!
2016/09/21
著名人の間で流行した「アイス・バケツ・チャレンジ」だが、
実は筋萎縮性側索硬化症 (ALS) の研究支援として世界中に広がったものです。
日本ハムの監督を務めた土橋正幸氏が筋萎縮性側索硬化症でお亡くなりになられたのは記憶に新しいですよね。
筋萎縮性側索硬化症とは神経難病の横綱とも言える病気で、
手足の筋肉が徐々に萎縮して体の自由が利かなくなるだけでなく、
自分で呼吸をすることも困難となります。
人工呼吸器を装着して延命する道を選ばなければ発症してから3年~5年で亡くなると言われ
症状の進行をくい止める有効な治療法は残念ながらありません。
昔ヤンキースで活躍したMLBの名選手ルー・ゲーリックがこの病気で、
アメリカではルー・ゲーリック病とも呼ばれています。
病気の原因はまだ解明されていませんが、以前からスポーツ選手に多いと言われていました。
運動を過度に行うことによって過剰に取込んだ酸素が神経系に有害に働くという説があります。
運動は体に良いというのが一般的な常識ですがやりすぎには注意が必要です。
筋萎縮性側索硬化症研究で有名なイタリアの神経学者チオが、
イタリアのプロサッカー選手7325名を調査し、
一般人と比較して筋萎縮性側索硬化症の発症頻度が6.5倍多いことを報告し、話題を呼びました。
2012年のアメリカ神経学会誌に報告されたプロアメリカンフットボール選手3429名の調査でも
やはり筋萎縮性側索硬化症の発症が4.3倍と増加していました。
1年間に人口10万人当たり1~2人程度が発症し、
好発年齢は40代から60代で、男性が女性の2倍ほどを占めるそうです。
体の動きは、筋肉の収縮とその反復として起こる弛緩(しかん)作用の反復によっています。
アクチンとミオシンという筋たんぱく質がすべり合わさって筋肉が収縮しますが、
その時なくてはならなのがカルシウムなのです。
カルシウムが足りないと筋肉の収縮が不規則になります。
これから元気に生活していくためには体育会系パパもアルコールもいいですが、
カルシウムも考えてみてはいかがでしょうか?
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