子どもは「脳」より「腸」で伸びる!
~現代っ子の腸は大ピンチ! 子どものお腹を蝕む4大悪
腸が苦しむ生活を続けていると、将来大変なことに……。
(1)ウンチの量と回数が減っている
腸内細菌の量はウンチの量から類推できます。
なぜならウンチの半分は生きている腸内細菌と死んだ腸内細菌だからです。
そのウンチの量が戦後すぐの頃と比べ、現代人は大変少なくなっています。
それは子どもも同様です。
昨今は便秘の子も増えていますが、ウンチの量や回数が少ないというのは腸内細菌の数も少ないということなのです。
(2)悪玉菌優位になっている
腸内細菌には善玉菌と悪玉菌がおり、善玉菌がやや優位なバランスが最良です。
しかし現在は、携帯電話や塩素入りの水道水、抗菌グッズなど、腸内細菌を減らす大敵「活性酸素」が増えやすい生活環境です。外遊びの減少で土から土壌菌を体内に取り込む機会も減っていて、腸内細菌のバランスが崩れて悪玉菌優位になっている子が増えています。
(3)食物繊維の摂取量が減っている
食生活の変化によって、野菜の摂取量が減っています。野菜不足は腸内細菌の数の減少にもつながります。
理由は、食物繊維の摂取量が減ってしまうからです。
食物繊維は「腸のお掃除屋さん」と呼ばれ、腸内をきれいにしてくれます。
また腸内細菌のエサにもなっています。食物繊維がないと腸内環境は保たれないのです。
(4)噛まない食べ物が増えている
現代は噛まずに食べられる、柔らかくおいしい、しかも添加物の入った食事が増えました。
添加物はお腹の中で活性酸素を発生させます。
活性酸素は腸内細菌の中の善玉菌を減らしてしまいます。
食べ物の活性酸素はよく噛むことで消えていきますが、噛まずに食べられる食事が増えたことで活性酸素が消えず、腸内細菌の減少につながっています。
食べさせることも大事ですが、出す方も気にしてくださいね!
勉強できる子は、元気な腸の持ち主ですよー。
全国どこでも
子どものからだづくり講師
柴田 英俊
関連記事
-
-
今日は、楽しい!公開保育
いつの間にか お久し振りです。 11月になりずいぶん寒くなりましたが 風邪などひ …
-
-
運動器ってご存知?
運動器(うんどうき)とは、動物の器官の分類の一つで、身体を構成し支え身体運動を可 …
-
-
「セノビックを飲んだからといって背が伸びるわけではない」!
「身長+15センチ」広告削除へ ロート 子どもの成長を促すとして口コミで人気が広 …
-
-
クラス97%の子の身長が、全国平均以下という現実。
もうすぐ2学期が終わろうとしています。 この時期になると、幼稚園・保育園で年長児 …
-
-
子どもの口腔崩壊
以前は、「歯科後進国」とまで言われた日本の子どもの「歯・口腔」の状況だが、学校健 …
-
-
君~。そのインスタント食品が、背を低くしているんですよ!
西日本新聞のある部分に、僕の夢・私の夢というコーナーがあります。 私が大好きなコ …
-
-
「安心しないで!」水泳教室
幼少期の子どものスポーツといえば「水泳」。 その効果は [心肺機能の向上] 胸に …
-
-
”子どもの予測身長を知る。”
久々の更新で~す。 このところ、ニュースレターを出すのに 必死になって文章書いて …
-
-
4才で運動が苦手なお子さんの共通点とは!?
「うちの子、運動が苦手なんですよ~。」 「パパが運動音痴だから仕方ないのでしょう …
-
-
時間栄養学に基づいた効果的な食べ方とは
身長UPカウンセリングをしていると、伸び悩みのお子さんほど食事がうまくいっていな …
- PREV
- KBCアサデス出演
- NEXT
- 身長相談その先の共通点とは