北九州市 園児の足測定 =あゆみの森共同保育園=
2019/09/06
久々の更新です。
九州大学大学院博士課程2年目は、博士論文まで一気に駆け上がる一年にしたいのですが、
子どもの足の研究と仕事の両立が上手くいかず苦戦しています。
大学で最新の分析方法を知り様々な角度から子どもの足変形を追っていますが、
やはり便利快適な社会は、気をつけておかないと子どもの成長にとってはマイナス面もあります。。。
さて、5月になり「柴田式園児3D足測定」のリクエストが増えてまいりました。
今回は、北九州市にある自然に囲まれた 『あゆみの森共同保育園』。
https://www.e-ayumi.com/
こちらの敷地は、4000坪。
山の傾斜を丸ごと保育園にしてしまったほど保育熱心な園長先生から、
「園児の足の現状を具体的に知りたい」という理由で足測定を実施しました。
(通常子どもの足測定は、保護者会からの強い要望で園長がしぶしぶ実施というところもあるのですが・・)
写真を見ていただいてもわかるように、「傾斜」・「傾斜」・「傾斜」の連続。
私も過去1万人以上の子どもの足測定をしているのですが、ここまで傾斜に囲まれた園は初めてですので
子どもたちは、一体どんな足をしているのか?大変興味がありました。
園舎は、木造づくりで裸足保育には優しいのできっと踵の変形は少ないでしょう。
部屋の中で園児さんみんな落ち着いているのがとても印象的でした。
様々な園に行くと、そこそこ見えてくるものがあるのですが、
こちらの子どもたちはストレスフリー状態で活き活きとした目をしていました。
園長先生の保育熱心な志が園児の姿に現れています。・・・・・・素晴らしい!!
アシスタントの西川さんは、元整骨院に勤務していた柔道整復師さんです。
長く整骨院に勤めている中、とても多くの患者さんを診てきたのですが共通していたことは
皆さん足が変形していたことだったそうです。
「足が変形することで、体のバランスを壊しその癖を長年続けることで体に痛みを感じているのではないか?」
と思い、たまたま書店で私の本と出会い想うところがあってからだ環境総研のドアを叩いてくれました。
以前使用していた測定器は25kgでしたが、最近8kgの物に変更したので か弱い彼女でも移動測定が可能になったんです。
足に悩みを抱えてからの「対症療法」ではなく
足変形が起こり始める幼児期の足を測定し、予防する「原因療法」へ
社会意識が変わることを願って、今後も子どもの足測定・研究を続けて参ります。
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