子どもの可能性を伸ばす子育て法~柴田英俊.com

子どもの輝く未来へ

*

おばあちゃん、孫が「飲みたい」と言ってもほどほどに!

      2014/09/22

甘い炭酸飲料を飲み過ぎているティーンたちは暴力的でキレやすい!
アメリカの調査によると、週に5缶以上の甘い炭酸飲料を飲む高校生は攻撃的・暴力的でキレやすいことが明らかになりました。
これはアメリカバーモント大学のSara Solnick 博士とDavid Hemenway博士によって、2011年10月のオンライン版「Injury Prevention」に報告された結果です。
ジャンク・フードと犯罪についてアメリカでは「トゥインキー・ディフェンス(トゥインキーはお菓子の名前)」という、ジャンク・フードを過食したことにより、善悪の判断がつかない状態に陥って犯罪を犯したため、減刑された異色の判例があります(1978年にサンフランシスコ市長と市議会議員を同僚議員のダン・ホワイトが射殺し、2人を殺害したにもかかわらず、懲役5年に減刑された事件)。
またいくつかの研究では、甘い炭酸飲料を飲み過ぎると、心の健康を害して、社会不適応を起こす可能性が指摘されています。
今回の調査では1878人の高校生(半数が黒人、33%がヒスパニック系、9%が白人系、8%がアジア系)が対象で、全体の30%近くが週に5缶以上の甘い炭酸飲料(ダイエット系ではないもの)を飲んでいました。
そして研究者らは、週に5缶以上甘い炭酸飲料を飲む高校生は、飲まない高校生に比べて、武器を所有している率が高いこともわかり、同級生、家族などに対して暴力的であることがわかりました。
さらに、甘い炭酸飲料の過剰摂取は、喫煙や飲酒と同じ程度の暴力的な行為を起こす誘因になっていることもわかりました。
しかしながら、甘い炭酸飲料水の飲み過ぎが暴力を引き起こすメカニズムについては明らかではなく、研究者らは、おそらく甘い炭酸飲料に含まれる「コーンシロップ(別名は異性果糖。トウモロコシのでんぷんから抽出・精製した甘味料で、低温下では砂糖よりも甘味が強く、スッキリとした甘さなので、清涼飲料水や冷菓に用いられます)」などの甘味料と「カフェイン」が、関係しているかもしれないと指摘しています。
医療ジャーナリスト 宇山恵子
Injury Prevention October, 2011; DOI: 10.1136/injuryprev-2011-040117.

 - 子育て

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  関連記事

no image
お年玉の賢い利用法。

今年もお年玉の使い方について、話題が高まってきました。 自分の子どもの使い方が「 …

家庭教育のケンケンパー”子育てのゴール”

賢い母の賢い子育て術と題して、井戸端勉強会を開催しました。 まず、子育てのゴール …

平成23年都道府県別暴力行為の発生件数

平和な子育て環境は、子育てするなら 福井・秋田・宮崎・山形県か? 平成24年9月 …

no image
今どきの夏休み

さあ、夏休み突入! 夏休みと言えば「夏休みの宿題」ですよね ある教育調査機関が、 …

no image
赤ちゃんにとって一番の友は犬?

赤ちゃんにとって一番の友は犬?飼えば健康に育つ=米医学誌 それによると、家で犬を …

no image
神奈川県も大変そうですね!

****09年度調査 児童生徒の暴力最多**** 神奈川5年連続ワースト 201 …

小学生の排便状況の実態

【小学生の排便状況の実態】 大塚製薬は12月1日、「子どもの排便状況と食物繊維の …

吉田松陰「母の道7カ条」

2015年大河ドラマ「花燃ゆ」ご覧になっていますか。 明治維新を生き抜いた女性、 …

no image
子どもの夏休みの思い出

今日の朝刊に ”子どもの夏休みの思い出”についての記事が載っていた。 小学生の頃 …

no image
いじめ撲滅へのある考え方

海外ジャーナリストの書いた文章ですが、私の中には、 ある意味「当たっている」とこ …